坐骨神経痛~梨状筋の緊張が原因~
坐骨神経痛を引き起こす原因の1つに、梨状筋の緊張が挙げられます。
(※梨状筋(りじょうきん)…骨盤の仙骨から、股関節の外側にくっついている筋肉をいいます。)
では坐骨神経痛を引き起こす梨状筋は、どのような原因によって緊張してしまうのでしょうか。
最も多い原因は、運動です(=ランニング)。
運動の基本行動でもあるランニング=股関節の屈伸を繰り返すスポーツをする場合、坐骨神経を摩擦し続け…結果として、坐
骨神経痛を発症する原因となっているのです。
(※ちなみに、机などの角にお尻をぶつけることによって(外傷)、梨状筋が緊張し坐骨神経痛を発症する場合もありま
す。)
梨状筋の緊張による坐骨神経痛の場合、痛みの場所を自分の指で指し示すことができます(=痛みの場所を、比較的簡単に見
つけることができます)。。
そして梨状筋の緊張が軽度である場合、その部分を揉みほぐすことによって緩和することができます。
しかし梨状筋の緊張が重症である場合、梨状筋に対して外科的処置をしなければなりません。
(※通常は上記の施術で緩和できますが、それでも緩和しない場合、梨状筋の神経異常/腫瘍等々が隠れている可能性もあり
ます。)
梨状筋の緊張が原因による坐骨神経痛は、比較的軽症と捉えられていますが、根深い原因が潜んでいることも考えられるため
慎重に見極めることが必要です。