冷えと頭痛と脱水の関係性:こもれび整骨院
冬の頭痛の原因は全身の冷え、耳の冷え!?体を効果的に温めるための4つの方法~冬のかくれ脱水に気づきにくい理由~
寒い時期になると、もしくは寒い場所に行くと頭痛がひどくなる方も、少なからずいます。寒い時期、寒い日、寒い場所での頭痛には、『冷え』が関係しているケースがあります。
頭痛の原因は冷え!?
冷えが頭痛に関連しているときは、体全体が冷えて血流が悪くなっているケースと、脳に近い耳への寒冷刺激が脳に伝わっているケースがあります。
寝起きに頭痛が起きやすい方は、全身が冷えて睡眠中に血流が悪くなり、頭部がむくんでいる可能性が高いです。外に出ると頭痛がひどく、耳も痛いという方は、寒冷刺激によって頭痛が起きている可能性が高いです。
トラブルがある場所を温めて解決しよう
冷えて起きる頭痛の場合は、問題が起きている場所を温めることで、頭痛が解消するケースが多いです。
1 首元や肩をしっかりあたためて!
まず、全体の冷えが原因なら、寝る前から体を冷やさないように工夫しておきましょう。特に首元や肩をしっかり温められるように、その部分だけの毛布を買うのもおすすめです。
2 お風呂に入ろう
お風呂にはしっかり入り、寒冷地にお住いの方は、朝起きる30分前くらいから暖房をつけておいてもよいでしょう。
3 イヤーマフをつけよう
耳からの寒冷刺激によって頭痛が起きているなら、イヤーマフなどで耳を温めるようにするとよいでしょう。雪の降る日には、イヤーマフの上にさらにフードを被れば、耳の冷えはかなりの割合で防ぐことが出来ます。
4 マッサージ
家に帰ってきてしばらくしたら、耳の血行促進を図るためにマッサージするのもおすすめです。耳周辺を指で揉むだけでマッサージになるので5分程度、行ってみましょう。
冬は一年で一番寒い時期ですので、冷え対策などもかなり力を入れて行いたいところです。特に女性は冷えやすいので、カイロや手袋、マフラーなどを使いながら、上手に全身を温めましょう。
冬の頭痛の原因!?冬のかくれ脱水に気づきにくい理由…水分補給は○○のときにとろう
脱水症状が起きやすい季節のナンバー1は夏ですが、次に脱水が多いと言われるのが冬です。
冬の脱水はかくれ脱水とも言われ、あまり気づかれにくいのが最大の特徴です。
冬に多いかくれ脱水と頭痛の関係について、見ていきましょう。
●脱水と頭痛の関係
脱水の代表的な症状でもある頭痛ですが、脱水と頭痛を結び付けているのは、頭部の血管の働きです。
脱水症状を引き起こすと血液量が少なくなるので、血管は普段通りには働けません。その影響が頭部に出ると、頭痛という形になるのです。
他にはだるさ、集中力の低下、足がつるなども、脱水の代表的な症状です。
●冬に脱水になりやすい理由
冬に脱水になりやすい理由はいくつかありますが、中でも大きな問題は汗をかかないことです。
夏は暑いせいもあって汗をたくさんかくので、『水分が失われているな』という実感がある方も多いです。
一方で、冬の場合は汗をかいてもすぐ乾いてしまうので、水分が失われている実感がなく、脱水が進行しやすいのです。
空気が乾燥しやすい季節であることや、エアコンを暖房代わりにすることでさらに空気が乾燥して、体内も乾燥する問題があります。
●食事の合間に1-2回の水分摂取
かくれ脱水は、頭痛などのひどい症状が出てくるまで気づかれにくいです。このことから、予防するのがベストと言えます。
ポイントとなるのは水分を摂取するタイミングで、食事と食事の間に1-2回は水分摂取をしましょう。
出来れば利尿作用の強いコーヒーや紅茶は避け、スポーツドリンクや常温の水を飲むのがおすすめです。
冬の頭痛で、だるさや全体的な集中力の低下も伴っているなら、脱水の可能性があります。
湿度は50-60%になるように調節し、水分補給に努めましょう。
寒さ頭痛を防ぐために、しっかり体を温めるお風呂の入り方 3つの鉄則!
寒い冬に多い冷えは、頭痛の原因ともなります。体をしっかりと温めることで、この頭痛は解消しますので、体を温めるポイントとして、より効果的なお風呂の入り方を見ていきましょう。
●お湯は40℃くらいが理想的
お湯の温度は、40℃くらいが理想的と言われています。お湯をかけたときに鳥肌が立つくらいだと、お湯が熱過ぎて体が熱を避けるほどなのでNGです。
熱過ぎるお湯では効果がなくなるので、だいたい40℃くらいを目安にして、調節してみてください。
●入浴剤はゆずや生姜配合のものを
お風呂に入るときは入浴剤を入れる方が多いと思いますが、ゆずや生姜など温浴効果のあるものが配合されている入浴剤が、お勧めです。
ゆずの皮をストッキングなどに入れて、お湯に浮かべても構いません。そこにすりおろしショウガを入れるとさらに効果的です。
温浴効果のある成分を入れれば、普通にお風呂に入るよりも、さらに体を温かい状態に保てます。
●頭痛対策には肩まで浸かるのが鉄則
体全体を温める方法には半身浴もありますが、頭痛対策なら肩まで浸かる方がよいです。
肩や首のあたりの筋肉がほぐされることによって、脳に行く血管に負担をかけにくくなるからです。
全身に温かい血がめぐるので、肩までしっかり浸かって10-15分程度の入浴を楽しんでみてください。首を動かしたりして、ストレッチするのも効果的です。
最後に、お風呂から出る前には、シャワーでぬるめのお湯か水を手足にかけるのがお勧めです。
手足の温度が低くなることによって、体が熱を放出しにくくなることからです。これは長時間かける必要はまったくなく、シャワーで2-3秒かければそれだけでOKです。
お風呂から出た後は、体を冷やさないように、室温調整に気を配ってください。