後遺症の恐怖:こもれび整骨院
自動車と人、自動車とバイク、バイクと人…追突事故はもちろん、ちょっとした接触事故にしても、心身に受ける影響は想像
以上に大きいものです。
事故後、身体に不調をきたすこともなく平穏に過ごしていても、不意に表れる後遺症。また事故によって、身体に不調がある
にもかかわらず、病院の検査では「まったく異常は見られません」と。その結果、身体の不調を見つけるために病院を渡り歩
いてしまう…何年も通院していても、一向に症状は良くならない。
仮に身体に異常がなくても、交通事故で受けた精神的恐怖体験がトラウマになってしまい、このような症状が引き起こされて
いるのかもしれません。交通事故の後遺症は、自分自身が思っている以上に、身体・深層心理に恐怖を与えていると言えま
す。
そして交通事故による恐怖、一番頻度の高い後遺症はやはりむち打ち症です。もちろん交通事故以外、例えばスポーツをして
いるとき、激しく衝突してもむち打ち症になることもあります(私は学生時代、アメリカンフットボール部に所属していて、
むち打ち症が原因で選手からマネジャーにならざるを得なった経緯があります)。
交通事故が原因でむち打ち症になってしまった場合(交通事故の大きさにもよりますが)、事故直後はむち打ち症の症状が出
ていなくても、数日経過して、徐々に痛み出す可能性も往々にしてあります。
むち打ち症という得体の知れない恐怖、この恐怖に被害者(遭遇者)は高い確率で悩まされます。むち打ち症は極軽度な症状
ならある程度の治療期間で治りますが、治療の経過が思わしくなければ、慢性化する恐れもあります。そうなってしまえば、
一生悩まされることになってしまいます。
慢性化を発症してしまうむち打ち症、こういったむち打ち症の場合、ある程度時間が経過してから痛みを発症させる場合が多
いようです。時には鈍痛でなく鋭痛に見舞われることもしばしばあるようです。
当然のことですが、すぐ病院で検査を受けなければいけません。どんな病気にも言えることですが、早い段階で適切な処置を
施さなければいけません。
むち打ち症の本当の恐怖はここにあります。処置が遅れることによって慢性化→持病になり、一生涯、痛みに怯えながら生活
せざるを得なくなるからです。
後遺症の恐怖=むち打ち症、交通事故に関わらず首・腰に強い衝撃を受けた場合、自分では違和感がなくても、まず病院で診
察や検査を受けるべきです。